すぐわかる遺伝子診断Q&A

すぐわかる遺伝子診断
Q&A

よく聞かれる質問などをQ&Aにしました。時々更新していく予定です。ご質問などあれば、お気軽にお問い合わせください。順次回答させていだたきます。患者さんのプライバシーに配慮の上、多くの方に有益な情報は、こちらに掲載させていただく場合がございます。

質問

遺伝子診断とはどんな検査のことですか?

回答

ずばり血液検査です。採血した血液を遺伝子解析センターで、およそ1ヶ月かけて分析いたします。そして自分の遺伝子の突然変異や異常発現を調べる事で、将来どのような癌になる可能性があるか、そのリスクを予測しようとする検査です。

質問

私の母は私が20歳の時、56歳で乳がんで亡くなりました。それ以後、毎年人間ドックに加えて、マンモグラフィーを受け続け、47歳で乳がんが見つかりました。現在、手術後1年を経過しています。
そして私には12歳になる娘がおります。娘の為に、母親として何かできることはありますか?

回答

その答えがまさに遺伝子診断だと思います。
この遺伝子診断により、将来娘さんが乳がんになるかどうか、予測可能となります。もし12歳という年齢で遺伝子に異常が見つかった場合に、予防医学という考え方がそこに生まれます。今までの西洋医学では、12歳の女の子は、放置されていたわけです。何をどう気をつけたら良いのか、この遺伝子診断で明らかになります。

質問

私は乳がんと診断された25歳の女性です。
遺伝子診断はいつ受ければ良いのでしょうか?

回答

まず、手術の前にいつでも結構ですから遺伝子診断をおすすめいたします。そして手術が終わって、3〜6ヶ月後にもう一度受けてください。つまり、手術の前後の変化を見て、本当に遺伝子レベルで自分の乳がんの治療がうまくいっているかどうか、を確認するためです。医療に完璧ということはありません。癌との戦いに勝利するために、できる限り100%完治を目指して、知恵を絞るというのが遺伝子診断の重要な役割と考えています。

質問

私は既に乳がんで手術を受け、放射線治療と
抗がん剤治療を終えました。
遺伝子診断を受ける意味がありますか?

回答

現在の治療が本当にうまくいっているのかどうか、遺伝子検査により、更に深く診断ができると思います。つまり、PET、CT、MRI、マンモグラフィー、エコーなどでは、描出できない大きさの乳がんを遺伝子レベルで予測が可能です。もしこれで異常な遺伝子が発見されれば、現在の治療に加えて代替医療も含め検討されるべきでしょう。ちなみに画像診断(PET、CT、MRI)は人間の目でがんを調べる検査方法ですが、遺伝子診断は、人間の目では見えないレベルの癌のリスク予測をする方法です。私は将来、どんな癌になるのかという素朴な疑問に答えられるのがこの遺伝子診断です。

  • 癌の遺伝子診断
  • 癌マーカーから遺伝子診断へ

尿がん検査

尿のマイクロRNAを調べ、
がんリスクをステージ1から判定

当院では、2024年ノーベル賞を受賞した「マイクロRNA」を実用化した検査「マイシグナル・スキャン」にも対応しています。お気軽にお問い合わせください。「マイクロRNA」の発見と機能の解明に関して、米マサチューセッツ大のビクター・アンブロス氏と米ハーバード大のゲイリー・ラブカン氏が、2024年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
マイシグナル・スキャンは尿に含まれる「マイクロRNA」をAIで解析し、高精度に、今のがんリスクを調べる世界初※の検査です。今回受賞された研究者の想いを実用化し、がんの早期発見を通じて、多くの人の命を救っていきます。
※ 尿×AI×マイクロRNAを用いたがんリスク検査サービスとして(第三者機関調査)